日藝CROSS TALKが公開されました。
それに伴いメイキング動画も公開されました。
小野大輔(放送学科卒業) × 片渕須直(映画学科卒業)トークセッション」篇
本郷奏多(写真学科卒業) × 岡本玲(映画学科卒業)トークセッション」篇
メイキング動画をみていただくとわかるとおり、
撮影は教員と学生が共に作り上げています。
日芸クロストークの撮影に参加してくれた学生を紹介したいと思います。
今回は
映画学科撮影録音コースの2年の梅田竣平さんです。
・この撮影に参加してみてどうでしたか?
とても良い経験になりました。私は実習や自主制作以外の撮影に参加することが初めてでしたが、それらでは得ることのできない経験を数えきれないほどさせていただきました。
この撮影を通して、今後勉強したいことややりたいことを見出せたと思います。また、撮影の空いた時間では、先生・助手の方々に多くのことを教えていただきました。
この撮影を通してさらに勉強への意欲が増したと思います。
・大学での撮影でしたが、授業とは違う環境はどうでしたか?
私が普段受けている授業と様々な違いがあり、まるで別物のように感じました。特に授業とは異なると思った点は主に2つです。
1つ目は、使用機材の台数です。普段の実習ではカメラと録音機はそれぞれ1台ずつですが、今回の撮影ではカメラと録音機をそれぞれ複数台使用するという経験したことのないものでした。
2つ目は、段取りや報連相の円滑さです。1年生では撮影録音コース内での撮影実習、2年生では監督コース・撮影録音コース・演技コースによる合同実習があります。私は現在、2年生の実習の最中ですが、今回の撮影と比べると段取り・報連相の円滑さは明らかに劣っています。特に段取りについては経験の差かもしれませんが私たちと比べると、迷いがないように感じました。
・プロで活躍している現役のクリエーターや技術者たちと撮影してどう感じましたか?
まず、プロで活躍している現役のクリエーターや技術者の方々を見て一つ一つの工程の丁寧さと速さが違うと思いました。
また、特に驚いたことは声優の小野大輔さんのリップノイズの少なさです。
私は録音部として今回の撮影に参加し、録音機を通して収録中の音声を聞いていました。その際に普段の実習で録音技師として録音機から聞いてきた声とは異なり、とてもクリアに聞こえました。
・今回の撮影で特に印象に残ったことはなんでしょうか?
声優の小野大輔さんのリップノイズの少なさと、録音系統のケーブルの綺麗さです。
前者については繰り返しになるため書きませんが、後者については今回の撮影場所が録音スタジオということもあり、ガンマイクやピンマイクで収録した音を別の部屋に送り録音していました。そのため、普段の実習でのガン・ピンマイクとレコーダー間のケーブルとは異なりかなりコンパクトなものになりました。また、少し話は変わりますが今回の撮影中、ずっと楽しそうだったと先生方が仰られていたことも印象に残っています。
・今後どうしていきたいですか?
今回の撮影を通して数多くの刺激を受け、自分自身の専攻分野に対してさらに熱意が湧きました。今回の経験を元にさらに勉強し、スキルアップを図っていきたいと思います。そのためにもまずは現在行われている実習やそれ以外での作業の時間を大切にしていきます。
現在、私は録音専攻で録音に関する勉強をしています。勉強と聞くと堅苦しく大変なように聞こえるかもしれませんが「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、熟達するにはそれを楽しめるようになることが大切だと思います。
また、分からないことや疑問に思ったことをそのままにしないことが、今の自分から成長するためのカギになると思います。
そのためにもメモを取り、自分なりに調べて、それでもわからない場合は先生や助手の方々に質問することを習慣づけるといいと思います。
後輩は大学に入って覚えることが多く、思うようにいかないことも多々あると思いますが頑張ってください。
学年が上がってからの実習はさらに面白いです。受験生はそれぞれのやりたいことや好きなことに向かって全力で頑張ってください。応援しています。いつか会えることを楽しみにしています。
梅田