以前このブログで、映像表現・理論コースの「映画ビジネスⅢ」では各映画会社などでインターンシップを行い、今年度のインターンシップが始まったことをお知らせしましたが、インターンシップが終了した学生から、その様子、感想などが届いています。
今回紹介するのは、「松竹株式会社映画宣伝部」でインターンシップを行なった雫石くんです。
初めてのことで戸惑うことも多かったようですが、一生懸命がんばっていることが伺えます。
インターンシップ・レポート
雫石 海
私は、松竹株式会社の宣伝部でインターンシップをやらせていただきました。漠然と映画会社ってどんな感じ?という思いをもっていましたが、振り返れると日芸だからこそ実現したインターンシップであり、この大学に入れて良かったと素直に思える体験となりました。
宣伝部は何をするところなのか、机の上で勉強するだけでは分からない宣伝の世界がそこにはありました。最初に驚いたことは映画という華やかそうに見える世界でも普通のオフィスであるということです。ただ、イベントの企画等で一歩踏み入れると表舞台である仕事もありギャップとともに妙な面白さを感じました。日々の仕事は、アポイントをとったりデスクワークだったりするのですが、舞台挨拶の段取りなども決め役者や、監督とも会い打ち合わせをするのが宣伝部の仕事の1つであり、その表と裏、両方を知ることができるところが宣伝部の魅力の1つに感じました。主に『超高速!参勤交代』という映画に携わっていたのですが、この作品が時代劇ながらも大ヒットを記録し、業界でも話題となりました。まさに、宣伝が見事に成功した作品だと感じます。このような作品の宣伝チームの仕事を間近に感じえたことは非常に貴重な体験であり、同時に考え方なども大変勉強になりました。
映画という枠組みに関わらず一人の社会人としてのマナーや仕事に対する大変さを知ることもできたことも有意義な体験でした。仕事はきついほど地味なものが多いですが、その一方、その仕事が大舞台に繋がる達成感といった楽しさも感じました。
面白さやギャップを感じたり、仕事ということを見て聞いたり多くの感情を揺さぶられるインターンシップでした。百聞は一見に如かず、という言葉がありますがまさにその通りだと思います。映画という仕事のイメージの広がりもありますが、それ以前に今回の経験を生かして“何事も体験する”、そういう心意気で将来を考えていこうと思います。
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