日本大学芸術学部映画学科

2022年度インターンシップレポート第4弾です。今回、インターンシップで学生を受け入れていただいた企業は、株式会社ザジフィルムです。シナリオ専攻の戸高里安奈を受け入れていただきました。

インターンシップ報告書

戸高里安奈

今回は、約二か月間参加させていただいたインターンシップについての報告書を記していこうと思う。

まず、私が今回インターンシップをさせてもらったのは、ザジフィルムズという外国映画を中心に配給している、映画配給会社である。ザジフィルムズの方々の主な仕事内容は、映画館の人との電話でのやりとりや、映画館に出向き、作品を上映してもらうために交渉を行うこと、広告素材の梱包など多岐にわたる。その中で私がやらせていただいた仕事内容は、広告素材の梱包、各社の新聞に載っている映画情報をスキャンする、プレスリリースを行う媒体の整理等であった。

次に、上記の主な仕事内容の詳細について述べていこうと思う。最初に、広告素材の梱包については、ポスターやチラシ、パンフレットなどを、映画会社に送付するために行う。例えばポスターは、B2とB全サイズの二種類があり、それをそれぞれのサイズに合った箱に丸めて入れていく。大きなサイズのポスターは、大きさはもちろん、折れ曲がり防止で分厚く作られているため、丸めるのがとても難しく、作業が慎重になってしまい、初めの方はかなり時間がかかってしまったが、だんだん慣れてくると、丸めるコツもつかんでくることができ、徐々に短い時間でこなすことが出来た。

続いて、プレスリリースを行う媒体の整理について述べていこうと思う。媒体の整理は、パソコンを使い、インターネットのいろんなメディアについてまとめていく作業である。映画に関するメディアから、映像とはあまり関係を持たない、ファッションや料理などを扱うものまで、普段自分があまり触れることのないさまざまなジャンルのメディアに触れることが出来る貴重な機会であった。

私が今回のインターンで、一番身になった体験だったと感じたことは、各社の新聞に掲載されている映画の情報をスキャンすることである。私は普段、新聞を読んでいなかったため、あまり触れたことのない新聞の映画情報に触れられたことは、私にとってとても大きな財産になった。新聞社によって、映画を取り扱う記事の大きさや情報量、紹介の仕方が大きく異なる点がとても面白く感じた。また、今まで私があまり見たことのなかったジャンルの映画についての記載も多く、いろんなタイプの映画情報に触れることが出来た点や、映画公開情報、劇場情報についても知ることが出来た点もとても有意義だったと感じた。個人的に面白いと感じた記事は、朝日新聞に掲載されている、役者さんたちのインタビュー記事だった。公開間近の作品に出演している役者さんのインタビューだったのだが、一つ一つの作品に対する役者さんの思いが垣間見れる内容で、とても見ごたえのある記事だった。

また、上記の仕事内容に加えて、配給した作品ごとの宣伝情報をインデックスでまとめたり、ブルーレイ素材のチェック等多くの仕事を体験させていただけた。

私は今まで、映画の配給の仕事に興味を持ちながら、仕事内容については知らないことも多々あったため、今回のインターンで、いろいろな仕事に触れることが出来たことは、今後の就職活動などにも生かせると感じた。もしまた機会があったら、ぜひ配給会社での仕事をもっと学んでみたいと思った。

インターンシップ中の様子

2022/10/18

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