平成24年度から、それまでの〈理論・評論コース〉〈映像コース〉〈脚本コース〉が一つになり〈映像表現・理論コース〉が生まれました。理論と研究を基盤としたカリキュラムを基礎とし、学生はそれらの科目群を習得し、専門分野での作品創作や研究をする【理論・批評専攻】【シナリオ専攻】【映像専攻】に進みます。専攻は2年から分かれますが、カリキュラムは横断的に組み合わされていて、実際には3年生からが、主な研究・創作となります。
映像を取り巻く状況は常に変化しています。民生機(一般に市販されている機器)でもフルハイビジョンや4Kの画質の映像の撮影ができ、また誰もが使っているパソコンで編集や特殊効果ができます。〈映像表現・理論コース〉は、そのような映像機器が扱いやすくなった状況をフルに活用し、研究やアイデア、企画立案などのディスカッションやプレゼンテーションにカリキュラムの多くの時間を費やし、発想の力を養うことに重きをおいています。
最終的に学生たちは、映画史の探求や映画・映像論などの〈論文〉、人間ドラマやエンターテインメント、アニメの〈シナリオ〉、ショートフィルム、ドキュメンタリー、アニメーション、メディアアートなどの〈創作物と研究副論文〉を完成させます。また、映画・映像ビジネスの講座を設け、実際に〈映像表現・理論コース〉の学生たちが映画祭を企画し開催し、映画・映像ビジネスに対応した能力、新たな映像ビジネスを開拓する能力を養います。
このページでは、〈映像表現・理論コース〉の授業やイベントの紹介やその様子、またインターネットに載せた創作作品へのリンクなどが貼ってありますので、私たち〈映像表現・理論コース〉を、ちょっと覗いてみてください!
7月25日、26日の両日、映像表現・理論コースの映像専攻の口頭発表が行われました。
全部で32本の発表でした。
この口頭発表は、夏休みから制作に入る創作関連の研究を、論文にまとめ、なおかつ、発表するというものです。
内容は、
ショートフィルム関連で作家研究や演出の研究、
アニメーション関係の作家や手法の研究、
ビデオアート関連の研究、ミュージックビデオ関連の研究などでした。
学生たちは、今回の研究を創作に反映させ、
年末まで撮影、編集作業に入ります。
映像表現・理論コースでは、1年生の時、全員がストップモーションアニメーションを作ります。学生一人一本ずつ。
今日はその説明の授業風景です。
コマ撮りをする時のビデオカメラの操作方法だけでなく、アニメーションの原理の講義、コマ撮りで動くように見せるためには、動きをどう割って撮影すれば良いか、などを授業の中で行います。
この課題は、後期の課題なのですが、夏休み前に説明し、学生が夏休みを使って作品の企画を考えます。
スケールを使って、実際に物体を撮影し、動きのスピード、そして、アニメーションの動きを自然に見せるためにはスピードの強弱の必要性を学びます。
映像表現・理論コースの2年生のシナリオ専攻は、第1課題が映像専攻との作品創作、第2課題は200字詰原稿用紙120枚程度(1時間の作品)の脚色シナリオでした。
第3課題は、夏休み終了時に200字詰原稿用紙200枚〜250枚程度(2時間の作品)のオリジナルシナリオです。
夏休み前に、シノプシス、プロットを提出し指導を受け、それをもとにシナリオを完成させます。
学生にとっては初めて2時間もののシナリオを執筆することになります。
映像表現・理論コース3年生の授業「映画ビジネス」で毎年行っている映画祭の情報です。
2011年度 映画祭1968
2012年度 新・女性映画
2013年度 監督、映画は学べますか?
2014年度 ワーカーズ
と行ってきましたが、今年度のテーマが決まりました。
1年生の授業「映像表現・理論Ⅰ」のシナリオ第2課題の指導が行われています。
シナリオ第1課題は、ストーリーを書くというものでしたが、第2課題は200字詰め原稿用紙30枚程度(映画にすると15分程度)のシナリオの執筆です。
ほとんど学生は、初めて書くシナリオなので、なんとなく形式はシナリオになっていますが、やはり、文章での物語になってしまうという傾向がまだまだあります。例年、最初のシナリオ課題は、同じような傾向のようです。
映像で表現しているのに、わざわざセリフで言ってしまうとか、アイデアではなくセリフで説明してしまうとか、掛け合いの会話が延々と続くとか…。
夏休み中の、シナリオ第3課題になると、かなり改善するのですが…どうも、書いてみて初めてシナリオを考え、他のシナリオを読んで勉強するみたいです。
ちなみに、課題の内容は、
「『その夜、金縛りになった』という主人公のモノローグから始まるシナリオ書きなさい」というものです。
「金縛りになったことな〜い!」と、何人かの学生に言われてしまいました(苦笑)。
◆開催中、および開催間近の映表理関連のイベント等
映像表現・理論コース 教員有志によるTwitterアカウント
映像表現・理論コースのインターンシップレポート(まとめ)
2017年度、2018年度
2016年度
2014年度、2015年度
◆過去の映表理関連イベント等
2019年12月13日〜19日
映画祭「スポーツの光と影」
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映像表現・理論コース 卒博2018
2018年12月8日〜14日
映画祭「朝鮮半島と私たち」
2017年12月9日〜15日
映画祭「映画と天皇」
2017年12月開催
インターリンク:学生映像作品展(ISMIE)2017
2017年3月
2017年「映表理の卒博」のホームページ
2016年12月10日〜12月16日
「宗教映画祭」
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映表理の学生による『映画「基礎」史展』
2016年3月開催
『日藝の卒博』映表理関連行事(まとめ)
2015年12月開催
「ニッポン・マイノリティ映画祭」
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2014年10月開催
インターリンク学生映像作品展(ISMIE2014)