インターンシップレポートの4回目です。
今回はギャガで、インターシップをおこなった森川さんです。
インターンシップ感想
森川未来
インターン先:ギャガ 期間4月18日〜7月18日
映画ビジネスⅢという授業の一環として映画会社にインターンシップに行くことになりました。突然の決定に最初は大変戸惑いました。いくつかの映画会社が提示され、その中から希望を出し、面接を経てインターンシップに行くこととなりました。
二年生のときに受けていた映画ビジネスで、映画の宣伝や配給の簡単な仕組みについては学んでいましたが、実際の動きや雰囲気に関しては授業だけではわかりません。私が行かせていただいていたのは「宣伝部」という部署でした。そこでは、洋画と邦画、公開規模の大きい作品から小さい作品まで幅広い作品の宣伝が行われていました。私はそこで三ヶ月間宣伝部の空気を肌で感じ取ることが出来ました。
同じ映画であっても公開規模によって宣伝の幅が全く違います。特に邦画で、予算もあり、公開規模が大きい作品になると、試写会や雑誌でのインタビューなど多くの宣伝活動が行われているのだと実感することが出来ました。実際にインタビューに同行させていただけたことは、大変貴重な経験であり、今後も決して忘れないと思います。
その他にも日常的な細かな事務作業などをしながら、日々を過ごしました。三ヶ月というまとまった時間のなかで、なにも決まっていない素材のままの映画が、何度も話し合いを重ね、世に出る形になっていくのを見るのはとても勉強になりました。普段わたしたちが何気なく手にとっているチラシや目にするポスター、予告編は様々なことが年蜜に話し合われ、計算して作られているのです。チラっとみるだけなら気にならないようなかなり細かいところまで何度も修正をするという妥協をしない姿勢はどんな仕事においても重要なことだと思います。
インターンシップレポートの3回目です。
今回は「ビターズ・エンド」で、インターシップを行った大沢さんです。
大沢さんのレポートの中に出てくる、『倫敦から来た男』というのは、ハンガリーの映画監督タル・ベーラの作品です。『サタン・タンゴ』や『ヴェルクマイスター・ハーモニー』など寡作な監督ですが、作品は名作ばかりです。僕もお気に入りの監督です。(by T)
インターンシップ報告 大沢 愛
数年前に偶然、都内の某映画館で『倫敦から来た男』(2009)を鑑賞したときの衝撃が忘れられず、授業の一貫として映画会社でインターンをさせて頂けるというお話しがあったときに、是非ともビターズ・エンドさんでインターンをしたいと思い、20日間お世話になることになりました。
作業内容は主に「掲載記事の切り抜き」や「パネルなどの搬入作業」などでした。簡単な作業であるにも関わらず正確に作業を進めることができないことがあり、自分の不甲斐なさを情けなく感じるとともに、「いつまでも学生気分でいてはいけない」と強く感じました。しかし、そんな私にもビターズ・エンドの皆さんは優しく接して下さり、楽しい日々を過ごすことができました。
また、現在も『チョコレート・ドーナツ』が大ヒット中ではありますが、私がお世話になった短期間でもその他に、萩生田宏治監督の『南風』やホン・サンス監督の『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』、クラウディア・セント=ルース監督の『マルタのことづけ』などの作品が公開に向けて準備されていました。そして、その中で多忙な毎日を過ごされているであろう社員の皆さんでしたが、社内は終始和やかな雰囲気が漂っていました。
映像・表現理論コースの『映画ビジネス』の3年生の受講生が中心になって行う、「現役日藝生企画により映画祭」の今年のテーマ、および、日程が決まりました。今回で4回目になります。
テーマ:「働くということについて考える」 21世紀になって、労働環境は大きく変わりました。派遣やバイトが増え、今では会社員になることは何も保証しません。大学3年生たちが、これから始まる「就活」を前に、映画を通して働くことについて今一度考え直す映画祭です。
主催:日本大学芸術学部映画学科(映像表現・理論コース・映画ビジネスゼミ)、ユーロスペース
時期:12月13日(土)~19日(金)
会場:ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5)
現在、上映作品の交渉中です。
写真はチラシやポスターのデザイナーを選ぶ話し合い中の学生たちです。
尚、今までにはこのような映画祭を開催しました。
映画祭1968
前回と同様、インターンシップ・レポート no.2です。
紹介するのは、前回同様「松竹株式会社映画宣伝部」でインターンシップを行なった村本さんです。いろいろ、授業では学べないことを経験してきたようです。ぜひ、読んでみてください。
インターンシップ・レポート
村本優菜
私がお邪魔させていただいたのは、松竹の映画宣伝部。パブリシティーを主に担当する部署です。関わらせていただいた作品は『超高速!参勤交代』『好きっていいなよ。』『ホットロード』『日々ロック』主にこの4本でした。
とくに『超高速!参勤交代』は、インターン20日中、半分以上を費やしたので思い入れが深いです。公開記念イベントとして、各都道府県からゆるきゃら達を一同に東京へ参勤交代させるという企画では、電話での出演交渉にあたらせてもらいました。さらに同作品は、映画に少しでも関連する施設を調べあげリストアップ。ポスターやチラシをおかせてもらえるよう、電話交渉にもあたり、発送作業を行いました。他にも、ステッカー作りや、座席表作り。出演者インタビューの同行、その取材のテープ起こしと、様々な仕事をふっていただき、勉強させてもらいました。地道な作業が多かったのですが、公開してみると予想より興行収入が伸び、とてもやりがいを感じることが出来ました。
『好きっていいなよ。』は、実際に使われた衣装の検品、試写会へ向けたチラシのアッセンブリー。雑誌での露出チェック、新聞での露出チェック。『ホットロード』では、タイアップ店への予告編発送作業。『日々ロック』では、オピニオンコメントのリストアップ。などなど関わらせていただいた仕事はさまざま。
仕事の内容はもちろん面白かったのですが、何より、松竹に来てよかったと思えたのは、会社内の温かい雰囲気でした。働いている方々がみんないきいきとしていて、イベントや試写の前になると、まるで学祭の前日のような雰囲気で楽しかったです。とても親切に色々教えていただき、時にはご飯を食べながら就職の相談にものってくれ、松竹に来られて本当に良い経験になったと思います。また、一緒に仕事をさせてもらいたい、そう思えました。
以前このブログで、映像表現・理論コースの「映画ビジネスⅢ」では各映画会社などでインターンシップを行い、今年度のインターンシップが始まったことをお知らせしましたが、インターンシップが終了した学生から、その様子、感想などが届いています。
今回紹介するのは、「松竹株式会社映画宣伝部」でインターンシップを行なった雫石くんです。
初めてのことで戸惑うことも多かったようですが、一生懸命がんばっていることが伺えます。
インターンシップ・レポート
雫石 海
私は、松竹株式会社の宣伝部でインターンシップをやらせていただきました。漠然と映画会社ってどんな感じ?という思いをもっていましたが、振り返れると日芸だからこそ実現したインターンシップであり、この大学に入れて良かったと素直に思える体験となりました。
宣伝部は何をするところなのか、机の上で勉強するだけでは分からない宣伝の世界がそこにはありました。最初に驚いたことは映画という華やかそうに見える世界でも普通のオフィスであるということです。ただ、イベントの企画等で一歩踏み入れると表舞台である仕事もありギャップとともに妙な面白さを感じました。日々の仕事は、アポイントをとったりデスクワークだったりするのですが、舞台挨拶の段取りなども決め役者や、監督とも会い打ち合わせをするのが宣伝部の仕事の1つであり、その表と裏、両方を知ることができるところが宣伝部の魅力の1つに感じました。主に『超高速!参勤交代』という映画に携わっていたのですが、この作品が時代劇ながらも大ヒットを記録し、業界でも話題となりました。まさに、宣伝が見事に成功した作品だと感じます。このような作品の宣伝チームの仕事を間近に感じえたことは非常に貴重な体験であり、同時に考え方なども大変勉強になりました。
映画という枠組みに関わらず一人の社会人としてのマナーや仕事に対する大変さを知ることもできたことも有意義な体験でした。仕事はきついほど地味なものが多いですが、その一方、その仕事が大舞台に繋がる達成感といった楽しさも感じました。
面白さやギャップを感じたり、仕事ということを見て聞いたり多くの感情を揺さぶられるインターンシップでした。百聞は一見に如かず、という言葉がありますがまさにその通りだと思います。映画という仕事のイメージの広がりもありますが、それ以前に今回の経験を生かして“何事も体験する”、そういう心意気で将来を考えていこうと思います。
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映像表現・理論コースのインターンシップレポート(まとめ)
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2015年12月開催
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インターリンク学生映像作品展(ISMIE2015)
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2014年12月開催
映画祭「ワーカーズ2014」
2014年10月開催
インターリンク学生映像作品展(ISMIE2014)