日本大学芸術学部映画学科

 インターンシップレポートの3回目です。
 今回は「ビターズ・エンド」で、インターシップを行った大沢さんです。
 大沢さんのレポートの中に出てくる、『倫敦から来た男』というのは、ハンガリーの映画監督タル・ベーラの作品です。『サタン・タンゴ』や『ヴェルクマイスター・ハーモニー』など寡作な監督ですが、作品は名作ばかりです。僕もお気に入りの監督です。(by T)


インターンシップ報告      大沢 愛

 数年前に偶然、都内の某映画館で『倫敦から来た男』(2009)を鑑賞したときの衝撃が忘れられず、授業の一貫として映画会社でインターンをさせて頂けるというお話しがあったときに、是非ともビターズ・エンドさんでインターンをしたいと思い、20日間お世話になることになりました。
 作業内容は主に「掲載記事の切り抜き」や「パネルなどの搬入作業」などでした。簡単な作業であるにも関わらず正確に作業を進めることができないことがあり、自分の不甲斐なさを情けなく感じるとともに、「いつまでも学生気分でいてはいけない」と強く感じました。しかし、そんな私にもビターズ・エンドの皆さんは優しく接して下さり、楽しい日々を過ごすことができました。
 また、現在も『チョコレート・ドーナツ』が大ヒット中ではありますが、私がお世話になった短期間でもその他に、萩生田宏治監督の『南風』やホン・サンス監督の『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』、クラウディア・セント=ルース監督の『マルタのことづけ』などの作品が公開に向けて準備されていました。そして、その中で多忙な毎日を過ごされているであろう社員の皆さんでしたが、社内は終始和やかな雰囲気が漂っていました。
 直接的なお手伝いは何一つできませんでしたが、私にとってビターズ・エンドさんでインターンをさせて頂いた経験はこれから先も貴重な価値を含有し続けると思います。そして、私が愛する映画を支え続けるビターズ・エンドの皆さんから教えて頂いたことを、これから先の将来で私がまた誰かに伝えて行けたらと思います。最後になりましたが、今回お世話になりましたビターズ・エンドの皆さん、ありがとうございました。
大沢

2014/08/16

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