日本映画の未来を
ー日本映画の未来を体感し、日本映画の未来を育てる上映会
文化庁と日本大学が主催し、次代の文化を創造する新進芸術家育成事業「大学連携による映画人育成のための上映会 S.T.E.P.」を開催します。
本上映会は日本国内の映画教育に携わる大学と大学院が設立した全国映画教育協議会の加盟校の作品を中心に若手映画人の育成を目的としたものです。
毎年数多くの優れた学生作品や若手映画人の自主制作作品が制作されています。
しかし、一般の映画館で上映されることは、残念ながら多くありません。
映画というものは、観客の皆様の目に触れてこそ、完成するメディアです。
観客の目に触れ、その声が直に、制作者に届けられることこそ、若手の制作者にとっては、掛け替えの無い体験となり、成長するためのステップとなるはずです。
是非、この機会に次代の映画界を背負って立つ才能に触れて、叱咤激励して下さい。
○令和4年度 育成対象者作品
大阪芸術大学 『Euphrasie=MontagE』
京都芸術大学 『花心 ファーシン』
神戸芸術工科大学 『ROOM105』
城西国際大学 『フカシヲカシ』
東京藝術大学大学院 『鏡』
東京工芸大学 『サロメ』
東北芸術工科大学 『ナポレオン』
日本大学 『まる』
日本映画大学 『モンキー・ビジネス』
武蔵野美術大学 『完璧な若い女性』
立命館大学 『凪の唄』
早稲田大学 『誰かの栞』
青い翼大賞 『レスポールが重た過ぎたんだろ』
青い翼大賞 『よもやま短編集』
アジア大学生映画祭『蟹眼』
アジア大学生映画祭『弾ける』
アジア大学生映画祭『咲の朝』
○特別プログラム
ndjc2021
内容は予告なく変更になることがあります。ご了承ください。
入場無料(整理券配布予定)
主催: 文化庁、日本大学
制作: 日本大学
協賛: 全国映画教育協議会、一般社団法人日本映画テレビ技術協会
協力: K’s cinema、アークエンタテインメント株式会社
問い合わせ: 日本大学芸術学部映画学科 (STEP上映会係)
TEL: 03-5995-8220/FAX: 03-5995-8229
開催期間: 2023年3月12日(日)〜17日(金)
会場: K’s cinema
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F
12月17日(土)に、公開シンポジウム「女たちが読むロマンポルノ」を開催します。
事前登録をすれば学外の方も参加できますので、以下をご確認の上、是非ご参加ください。
開催日時 2022年12月17日(土)13:00〜16:00
開催地 日本大学芸術学部 A棟B101教室
[概要]
1971年11月に誕生したロマンポルノは、大手映画会社が製作する成人映画として1988年に終焉を迎えるまで実に1100本以上の作品を世に送り出した。神代辰巳、田中登、小沼勝、曽根中生などの傑出した才能を輩出しただけでなく、メロドラマ、時代劇、アクション、ホラー、喜劇、青春映画などありとあらゆるジャンルとスタイルを包摂したプログラム・ピクチャーを製作し続けた点において日本映画史上類をみない。
これまでにも日活は、特集上映やリブート作品の公開、本年も「ROMAN PORNO NOW」と称した新作を発表するなど、過去の遺産を継承しながら、性表現の可能性に挑み続けている。とはいえ、2017年にはじまった#Me too運動以降、ジェンダー・ギャップの問題がようやく日本でも問題となり、映画界もその波にさらされており、日活ロマンポルノも、男性による男性のための映画として製作された経緯があるだけに、真っ先に非難の標的にされることを免れない。だが、近年顕著となったロマンポルノ に対する女性観客の支持を考えると、日活ロマンポルノは、もはや男性だけのものではない。
『日活ロマンポルノ 性の美学と政治学』(志村三代子、ヨハン・ノルドストロム、鳩飼未緒編著、水声社)の刊行に合わせて開催される本シンポジウムでは、日活ロマンポルノ を女性の視点からいまいちど捉え返してみたい。上映予定の『恋狂い』(1971年)は、ロマンポルノの名手として知られる加藤彰監督のデビュー作でありながら、主演の白川和子氏の卓抜な演技力が際立つ作品であり、今日上映する価値はきわめて高い。
白川和子氏は、初期ロマンポルノの発展を牽引した最も重要な女優のお一人であり、『日活ロマンポルノ 性の美学と政治学』にもインタビュイーとして協力されており、日活ロマンポルノの歴史的意義を記録、継承していく点でも、貴重な映画人である。さらに、各方面の専門分野が異なる女性たちに、ロマンポルノにおける演技、録音、ジェンダー/セクリャリティ、宣伝、製作について議論を広げることで、女性から見たロマンポルノという新たな視座を獲得していきたい。
プログラム(予定)
13:00〜 作品解説の後、『恋狂い』(1972年、加藤彰、主演:白川和子)上映(1時間16分)
14:30〜15:30 『恋狂い』および日活ロマンポルノに関するシンポジウム
登壇者(敬称略)
白川和子(女優)、大谷尚子(本学教授)、上倉泉(本学教授)、高木希世江(日活)、大竹久美子(本学非常勤講師、映画宣伝)、菅野優香(同志社大学)司会:志村三代子
※ 当日は、大竹久美子氏が欠席され、ライターの亀山早苗氏にご登壇いただきました。
※本シンポジウムは事前登録制です。お申し込みの方は、下記のリンクからご登録をお願いいたします。
事前登録フォーム
https://forms.gle/UAxtkwN9buhsaXZ78
(登録締切:2022年12月17日(土)10:00まで)
以下、シンポジウム当日の様子を写真でご紹介します。(12/19更新)
8月5日にWOWOWオリジナルドラマ「ダブル」の上映と制作者トークイベントを開催しました。
『WOWOWオリジナルドラマ ダブル』は、第49回小学館IKKI新人賞「イキマン」受賞でデビュー後、『わたしの宇宙』や『潜熱』などの作品を生み出してきた漫画家・野田彩子が手がけ、2020年に第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した、現在『ふらっとヒーローズ』で連載中の漫画作品をドラマ化したもの。
主人公は、天性の才能を持った俳優と、彼の才能をいち早く見出し世に送り出そうと支える“代役”俳優の2人。天性の魅力と秘めた才能を次第に開花させていく宝田多家良役を千葉雄大、自身も「世界一の俳優になりたい」という夢を抱きながら、多家良の才能に惚れ込み、演劇のいろはを教え生活も支えるもう一人の主人公・鴨島友仁役を永山絢斗が演じる。そのほか、桜庭ななみ、堀井新太、工藤遥、神野三鈴、津田寛治がメインキャストとして名を連ねる。 2人の俳優を軸に、夢を抱き、時に挫折し、登場人物たちがそれぞれの思惑を巡らせながら織りなす濃密な人間ドラマとなっています。
この作品の制作には多くの芸術学生卒業生が参加しており、その制作スタッフ陣のルーツである芸術学部のキャンパスで学生達と、監督、撮影カメラマン、プロデューサーを交えたトークイベントを行いました。「夢は呪いなのか? 才能とは何なのか?」、ドラマ『ダブル』の制作秘話を披露しながら、映像業界を走り続ける30代のクリエイターたちと、これから社会に出ようとする学生たちが熱い言葉を交わしました。
この日は大ホールのスクリーンで1,2話の上映後、
プロデューサーの高江洲義貴さん【平成21年度 監督コース卒業生】
監督の中川和博さん【平成20年度 監督コース卒業生】
撮影の佐藤 匡さん【平成21年度 撮影・録音コース卒業生】が登壇し、制作秘話や学生の質問に答えました。
この模様は収録されwowowの番組「『WOWOWオリジナルドラマ ダブル』トークイベント in 日本大学藝術学部」として放送されます。
※放送日は9月8日(木)19:30から30分番組
また事前に学生さんに提出してもらった画コンテを元に制作者と学生さんの交流も行われました。
事前の画コンテは多くの学生さんから応募がありましたが、時間の関係で当日は
監督コース 2年生の半田恭一さん
監督コース 2年生の儀間 夢佳さん
撮影・録音コース 1年生の福島 大智さん
の画コンテの発表があり、登壇者3名より講評をもらいました。
学生さんに書いてもらった画コンテは「ダブル」第1話シーン1、2
作品にとって、最も大切なシーン。いかに、作品にお客さんを引き込んでいくか。
物語世界に誘っていくか。
全てはファーストシーンにかかっていると言っても過言ではありません。
まだ観ていない人は制作者の熱の入った最初のシーンぜひ、観ていただきたい。
下北沢の街、劇場“ザ・スズナリ”など演劇ファンも必見のロケーション
俯瞰のカットから始まり、雨を降らし、水溜りに写した「スズナリ」を持ってきた最初のシーンは圧巻です。
すでにダブルの最初のシーンは出来上がっていますが、学生さんが自分ならどうするか。どう見せるか。を考えて書いてきてくれたものをその場で話しながら紐解いきました。
画コンテを見ただけだと気が付かなかった、意図や狙いを学生さんが発表し、
制作者の3名も驚いていました。
「自分が大学2年生の時にここまで考えていなかった」と中川監督。
現役の制作者とこれからの学生さんとの交流でこれからの映画、映像業界に明るい光が見えました。
卒業後、現場で会おうと約束し、最後に会場全員と記念に写真を撮影し,学生たちからプロデューサーの高江洲さん、中川監督,撮影の佐藤さんへの感謝の気持ちを込めて,最大の拍手と感動の渦に包まれ,本イベントを盛会に終了いたしました。
『WOWOWオリジナルドラマ ダブル』(全10話)
WOWOWプライム、WOWOW 4Kにて、毎週土曜22:30〜放送・配信
※第1話無料放送
WOWOWオンデマンドにて、各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
※無料トライアル実施中
主演:千葉雄大、永山絢斗、桜庭ななみ、堀井新太、工藤遥、板橋駿谷、前野朋哉、水間ロン、中山忍、橋本じゅん、神野三鈴、津田寛治
原作:野田彩子『ダブル』(ヒーローズ刊)
監督:中川和博
脚本:吉田恵里香
音楽:岩本裕司
プロデューサー:高江洲義貴、石塚紘太
制作協力:シネバザール
製作著作:WOWOW
特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/double/
今更ですが、7月7日に日藝の七夕祭が行われました。
コロナ禍で楽しみも少ない学生さんのために、感染対策をとりながら開催できるイベントをということで
この日のために準備しました。
まずは竹を手に入れるところから
竹を立てます
当日は小さい竹もセット
わたあめも
この日は浴衣で受講推奨日ということで
皆さん思い思いの格好で夏らしく楽しみました。
オリジナルもうちわも作りました。
浴衣で演奏したり
天の川に
竹の灯籠も
写真学科さんはポラロイドの撮影をしてくれていました。
こんな大きなカメラですごい!
ヨーヨーがあったりと夏まつりでした。
最後は静かに線香花火でおしまいです。
楽しいお祭りでした!
先日のオープンキャンパス、東京都の感染者数を受けて対面での参加希望を7月19日に締め切りました。それを受けてオンラインで代替企画としてオンライン進学相談会実施することになりました。実施日は8月5日〜8月10日。
以下のリンクより予約申し込みができます。
https://www.art.nihon-u.ac.jp/blog/index.php?c=topics_view&pk=1658214332
オープンキャンパスを予約できなかった方々にお詫びを申し上げるとともに、今回の企画でお話できることを期待しております。
また、先日ご来場いただいた方々にも御礼を申し上げます。
日藝のHP内の映画学科紹介ページが更新されました。
https://www.art.nihon-u.ac.jp/education/department/cinema/
【受賞作一覧】
【教員一覧】
本サイト(映画学科HP)の教員紹介ページも更新しています。
トップページの上部の【教職員】のボタンをクリックすると飛べるので、ぜひご覧ください。
新入生歓迎式が行われました。
天候にも恵まれ、日藝らしい歓迎式になりました。
まだまだ感染症対策は必要ですが
開催できて良かったです。
これからよろしくお願いします。
3月13日(日)〜20日(日)に開催される「日藝の卒博」における監督/撮影・録音/演技コースの上映企画をお知らせします。
対面イベントへの参加は、芸術学部HPの特設ページ(https://www.art.nihon-u.ac.jp/about/sotsuhaku/)より、事前予約が必要です。
予約受付は3月7日(月)17:00 からです。
日時:3月18日(金)〜20日(日)11:00〜17:30
場所:江古田校舎 東棟地下1階 EB-2教室
監督、撮影・録音、演技コースの卒業制作を上映します。
1枠につき約5作品上映です。
卒業制作プログラム上映スケジュール(PDFファイル)
最新情報は、下記の学生広報アカウントにて随時お知らせしています。
Twitter @sotsuhaku_2022
Instagram @sotsuhaku_2022
3月13日(日)〜20日(日)に開催される「日藝の卒博」における映像表現・理論コースの上映・イベント企画をお知らせします。
対面イベントへの参加は、芸術学部HPの特設ページ(https://www.art.nihon-u.ac.jp/about/sotsuhaku/)より、事前予約が必要です。
予約受付は3月7日(月)17:00 からです。
日時:3月13日(日)11:00〜12:00
場所:江古田校舎 東棟地下1階 EB-1教室
YouTube Liveでの同時配信あり(3/20 公開は終了しました)
スタントパフォーマーとして活躍している卒業生の伊澤彩織さんを招き、伊澤さんの卒業研究作品の上映と、在校生とのトークを行います。
日時:3月13日(日)13:00〜17:30
場所:江古田校舎 東棟地下1階 EB-2教室
昨年度の卒業研究作品を2プログラムに分けて上映します。
日時:3月19日(土)、20日(日)10:30〜17:30
場所:江古田校舎 東棟地下1階 EB-1教室
映像表現・理論コースの卒業研究作品を5プログラムに分けて上映します。
4年生が3年生のときに制作した作品や、現3年生の作品も一部上映します。
最新情報は、下記の学生広報アカウントにて随時お知らせしています。
Twitter @eihyouri_enfant
Instagram @eihyouri_kids
Facebook @nichigei.sotsuten.eizo