映画学科3年生が昨年12月に渋谷のユーロスペースで開催した映画祭「朝鮮半島と私たち」が、7月と11月にソウルの2か所で開催されることが決まりました。
「映画ビジネスⅣ」の授業の一環として映画学科3年生が企画したこの映画祭は、ユーロスペースでは2600人を超す観客を集めました。
東京に滞在中だった韓国の映画評論家オ・ドンジン氏と漢陽大学兼任教授のキム・ヒョジョン氏がこの映画祭に来場し、韓国での開催に繋がりました。
韓国臨時政府創立100周年記念委員会が支援する「2019レジスタンス映画祭」(委員長:オ・ドンジン、プログラマー:キム・ヒョジョン)は昨年からはじまり、今年は7月4日から7日までソウル劇場で開催されます。
古今東西の抵抗する人々を描いた映画27本を上映するなかで、「朝鮮半島と私たち」で上映した18本のうち、4本(『にあんちゃん』、『キューポラのある街』、『絞死刑』、『戦後在日五〇年史[在日]』)が特別プログラムとして上映されることになりました。
映画学科から古賀太教授が招聘され作品解説をするほか、6日に予定されているオ・ドンジン氏ほかとのシンポジウムに参加します。
「2019レジスタンス映画祭」facebookページ
日芸映画祭「朝鮮半島と私たち」ホームページ
また、同じくユーロスペースの映画祭を訪れた東国大学日本学研究所の成川彩研究員とオ・ドンジン氏はこの企画を同大学映画・映像学部のチョン・スワン教授に話し、同研究所主催で11月初旬の上映会が決定しました。
7月に上映されなかった作品を中心に数本を選び、日大芸術学部で企画した学生(現4年生)1、2名を招聘する予定です。