B1
現像関係すべての施設が集められており、現像機はもちろんのこと、フィルムの特性をしらべる光学機器、測定機器も備えている総合ラボラトリーである。 現像機室にはカラー、モノクロ全てのフィルムが処理できるように、35mm・16mm兼用現像機4台と水洗式フィルムクリーニングマシンが設置されている。プリント室3部屋には、16mm加色プリンター3台(内1台はウェットプリンター)、モノクロ35mm・16mmプリンター各1台、オプチカルプリンター3台が分散配備されている。その他の部屋にはセンシトメーター、濃度計、映写機、ライトテーブル等が備えられ、教育機関としては世界的にも類を見ない充実した施設となっている。また映画学科専用の写真暗室も3部屋あり、カラー・モノクロ両作業ができるようになっている。 更に映画学科専用施設ではないが、一般教室EB-2には、35mm、16mmのフィルムや4kまで対応できるデジタル・プロジェクターが用意されており、サラウンド環境に対応した音響機器も備えている。
1F
映画制作を管理する制作センターがある。 さらにフィルム撮影用機材室、306m2の撮影第1スタジオ、103m2の撮影第2スタジオ、その他、小物、タイトル撮影用の第3、4スタジオ、映画美術製作室、メーキャップ出演者控え室、照明・特殊機材庫等がある。撮影スタジオには大学と企業との共同開発による安全第一を主眼としながらも初心者にも扱いやすい様設計された走行、回転可能な電動リモートコントロールによるライティングワゴンが備えられ、撮影、照明の省力化がなされている。 また、2台のデジタルミキシングコンソールを備えた、ステージダビングやスタジオ収録を使い分けられる180m2の録音第1スタジオ、様々な効果音用設備を備えた106m2の録音第2スタジオがある。
2F
卒業制作など学生作品を中心として、フィルム、ビデオ作品を収蔵したフィルム・ビデオライブラリー室、放送学科との共同のPCルーム、また演技コースの実習授業が行われる板の間の演技レッスン室が用意されている。
3F
アニメーション撮影室があり、コンピュータ制御のMAC-1システムとエリアルイメージ合成用の2機種のアニメーションスタンドが設置されている。また、テスト撮影や立体アニメの撮影などに使用される撮影第5スタジオ、コンピュータ、プリンターを備えたタイトル作成室や画像製作室を用意している。
4F
映画学科事務室や先生方の研究室、教職員室がある。また、学生自習室には学生個人用のロッカーが設置されている。 さらにビデオ編集室や録音関係が集約されている。ビデオオンライン室とDLP上映ができるビデオ試写室があり、最終的な作品作りは、この設備を使用する。6室の小部屋からなる小編集室にはiMacが設置されており、ノンリニア編集システムを用いた編集を行うことができる。録音系は、マイクや録音機などの機材室の他に編集やMAの出来るスタジオが5部屋あり、またフィルムのサウンドトラックに音声を記録する光学録音機室から成っている。 また映画関係の書籍や資料を収蔵した書庫資料室も用意されている。演劇学科と共同で使用している演技実習室もある。
5F
編集研究室をはじめ、ネガ、ポジ編集などフィルム編集関係のすべての施設と、ノンリニア編集関係の一部が集められている。ポジ編集室にはSteenbeck社製のデスク編集機をはじめとして、ビュアーなどの編集セットが設置されている。ネガフィルムの扱いには個室が12室設けてある。また、ノンリニア編集システムとしてAVID、Final Cut Pro、Premiere、DaVinci Resolveなどが設置されている。さらに、撮影素材や完成作品のチェック用のフィルム、ビデオの試写室が用意されている。