日本大学芸術学部映画学科

2022年度インターンシップレポート第5弾です。今回、インターンシップで学生を受け入れていただいた企業は、株式会社ポイント・セットです。理論・批評専攻の北園千聖を受け入れていただきました。
インターンシップ報告書

北園千聖

私は6月28日から9月28日までのうち19日間を、株式会社ポイント・セットでインターンシップを行った。ポイント・セットで行ったのは、主に公開予定映画の情報解禁につての下調べ、公開予定映画のプレスリリース記事の制作、SNS宣伝の文章制作、インフルエンサーの情報収集、オピニオン・リーダーの提案、ライブ運営の広報、試写会の立ち会いだ。

まず、6月28日はインターンの指導を担当している溝口様からポイント・セットでの主な仕事についての説明をしていただいた。公開予定の映画の宣伝や情報収集の方法について実際に情報収集と記事の制作をしながら指導していただき、簡潔な文章と要点のまとめ方、強調するテーマの選び方、細かい点まで気を配り、作品のどの要素をメインで宣伝し、どう展開していくのかという話を学んだ。

7月1、5、8、22、29日、8月12日、9月6、12、28日は、公開予定の映画の情報解禁についての下調べと情報解禁記事のプレスリリース制作を主に行った。記事の制作の際は、その作品をオンライン試写会で事前に観賞し、どこを記事として掲載できるか、どのテーマが宣伝に使えるかという視点で観賞するように意識した。一本の作品に様々な角度からピックアップしたテーマの記事を数本制作するため、監督インタビューや企画書の読み込みなど大変な作業だったが、作品について詳しく知ることができた。また、記事がネットニュースに掲載された際は、ネット検索で記事の記載されているサイトを書き出す、宣伝を担当した映画の情報が掲載された雑誌を切り抜くという作業も行った。文章の構成の仕方や宣伝の打ち出し方など直に指導・添削していただき、自身の改善点を見直すことができたので勉強になった。

7月15日、8月16日、9月9日は、映画の試写会に立ち会った。それぞれ別の会場で会場設営と雑誌、テレビ、SNSから映画の試写に来た方々にチラシと映画資料の配布を行った。7月15日には、上映映画のパンフレットに文章を寄稿された大学教授のゼミの学生と映画を鑑賞し、専門で学んでいる学生の視点から映画の感想や疑問を聞いた。自分では気づかなかった疑問や映画の演出についての意図を学ぶことができた。興味深かったのは、上映終了後に試写に来ていた方々から映画についての印象や話を聞き、その中から宣伝に使えそうな視点を記事にするということだ。そのため、試写に来ている方々の顔と名前、所属を覚え、初めて試写会に来た人には名刺をいただくなど徹底していた。

8月19日には、インフルエンサーの更新を主に行った。Twitter、YouTube、InstagramなどのSNSで映画の宣伝をしているアカウントをリストアップし、新規のアカウントがあれば追加するという作業を行った。実際に探してみるとNetflix配信作品のみを宣伝するアカウントやホラー映画だけを宣伝するアカウントなど多種多様だった。また、常に情報収集を行い、新しいインフルエンサーをいち早く見つけることが宣伝において大事であると実感した。

8月23日には、公開予定作品のSNSテキストの制作を行った。Twitterに開設した映画アカウントに一日一回投稿する文章を他の映画アカウントを参考にしながら制作した。目を惹き、関心をそそるような投稿を140文字の文章と画像で構成するのは想像よりも難しく、40個ほどの例文を制作したが、文章の内容などまだまだ改善点はたくさんあった。

8月26、27、28日には、さいたまスーパーアリーナで開催された「アニサマ2022」に広報として参加した。メディアの記者の方々の受付、資料の受け渡し、会場のカメラマンとのSDカードの受け渡しなどを行った。三日間の開催でその日のうちに映像と情報をまとめて記事を作成する必要があったため、現場との連携を常に行う必要があった。映画からは離れた現場だったが、テレビ局や雑誌などのイベントの取り上げ方について学べる良い機会になった。

9月2日にはオピニオン・リーダーの提案を行った。事前に試聴した映画のオピニオン・リーダーになりそうな芸能人やインフルエンサーをSNS等で探し、作品のテーマ、その時の時勢、謝礼金と相談しながら提案する必要があり、その条件を突破しても宣伝会社の意向も考慮しなければいけないため、難しい作業だった。しかし、常にテレビやSNSで今話題の人物や出来事について情報収集をしようと意識するようになったため、非常に良い経験になった。

今回のインターンでは、実際にプレスリリース記事の制作や試写会など様々な現場に立ち会わせていただいた。携わらせていただいたのは本来の業務の一角ではあるが、当初より映画宣伝という仕事についてのイメージが明確になった。さらに、インターンとしてご指導していただく中で、特にプレスリリースの制作など文章に関わることが多く、映画宣伝には文章力、情報収集力や多角的な視点が必要であると痛感した。今回のインターンで培った経験を衰えさせず学生生活で磨くと同時に、今後の社会活動にも繋げていきたい。

インターンシップ中の様子

2022/10/18

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