日本大学芸術学部映画学科

映表理の授業「映画ビジネスⅢ」のインターンシップ報告の第5弾になります。
映画・映像の制作・配給などを行っている「株式会社パンドラ」でインターンシップを行った原知亜紀さんの報告です。

『インターンシップ報告』

原知亜紀

私は株式会社パンドラで4月から6月までインターンに参加させて頂きました。パンドラは主に映画の配給・宣伝を行っている会社です。その他にも映画の製作、学校で使用される教材DVDの製作と販売、書籍の出版など幅広い業務を行っています。また映画の種類も邦画・洋画のドキュメンタリーから邦画まで幅広く扱って私がパンドラでインターンに参加させて頂きたいと考えたのも、この業務の幅の広さにあり、映画の仕事を様々な角度から見ることが出来ると思いパンドラを志望しました。
 インターンの1日はまずオフィスとトイレ掃除、コピー機の紙の補充から始まります。掃除一つにしても最初はやり残しがないようにしたりするのが意外と大変でした。しかし実際の業務とは関係のない掃除であっても、オフィスが汚ければ気持ち良く仕事が出来ないと感じ映画と直接関係のないことであっても大切な仕事だと思いました。それが終わると社長さんや社員の方からお願いされた仕事に移ります。私がインターンに行っていた時期パンドラでは、『シアター・プノンペン』『ファブリックの女王』『不思議惑星キン・ザ・ザ』の3作品の宣伝・配給を手がけられていました。その作品の試写準備・試写後の処理が主な仕事でした。まず試写状の送付用の宛名のシールを作り、チラシを同封したりします。またその映画の観客層とあうようなスポットにチラシを送ったりする作業です。一番多い時は1日で500部くらい作業がありました。この作業は一言で言えば「チラシの発送」です。ですが、受け取った人がチラシの情報が分かりやすいようにシールの貼り方を工夫したりすることが必要でした。パンドラの方々のこのような膨大な量の一つ一つの細かい作業を丁寧に相手のことを考えて行っている姿から、どんなに小さな作業でもその先には「人」がいて、その人に届くような伝え方を自らで工夫することが大事なのだと感じました。試写後の作業では来場者の情報をすべてデータとしてエクセルに打ち込むという作業がありました。これについても誰が見ても見やすくする工夫が必要でした。配給・宣伝の仕事というのは、集まったデータを正確に保存するというのも大切な仕事だと感じました。もう一つ印象に残っている仕事で、劇場に置く宣材やチラシポスターのデザインについてがあります。これについては私が仕事に参加したというわけではないですが、社長さんをはじめとする社員の方々が細かい情報一つ一つに対してこれはチラシに載せるべきか、否か、を考え、同じ作品であっても地方の上映館などは、部分的にチラシなどの宣材のデザインを変えていました。一つの作品をどのようなイメージでお客さんに知ってもらうかを考えるのが宣伝の仕事だと感じました。
 上記のような実際に行われている配給・宣伝の仕事が知れたことは、もちろん今回のインターンでは大きな収穫でしたが、私が一番今回勉強になったのは、社長さんをはじめとする社員の方全員の仕事に対する姿勢でした。最初の頃は、社員の方々目の前の仕事に対する集中力や手際の良さにただただ圧倒され、またこのモチベーションはどこから来ているのか正直に言うと不思議でした。しかしお話をお聞きしたり、同じ空間でお仕事させて頂いていくうちに社員の方々は取り組まれている作品のことが本当に好きで、たくさんの人に見てもらいたいと心から思いが、実際の仕事につながっているのだということがわかりました。私は今回インターンを終えて、このような社員の方々とお仕事が出来たことを本当に心から誇りに思いましたし、私も社会に出たらパンドラの方々のように自分が心から好きだと思える仕事に全力で取り組めるような人間になりたいと思いました。今回のインターンシップにあたり、厳しくも温かい目で見守って下さった中野社長をはじめとするパンドラの社員の皆様、本当に貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。

「株式会社パンドラ」でインターン中の原さん。

「株式会社パンドラ」でインターン中の原さん。

「株式会社パンドラ」でインターン中の原さん。

「株式会社パンドラ」でインターン中の原さん。

2016/09/06

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